▼詳細
大型のカジキにスピニングタックルで挑もうとする無謀とも言えるアングラーに贈るシリーズ最強のハイパワースペックスピニングマーリンロッドです。
60度のロッドポストに挿したままの状態でヒットした時に、ロッドティップは素直に曲がり、ラインと平行になります。PEラインの使用が前提となる場合、ロッドが必要以上に硬いとトップガイドに触れるラインが鋭角になり、高切れを招きます。この高切れを防ぐため適度な柔軟性が必要でした。
単純に軟らかいロッドではリフト能力に欠け、いくらポンピングをしても100kgを楽に越すカジキはロッドが曲がっているだけで、全く浮いてこない現象になってしまいます。通常のトローリングリールではギア比が
1.5ほどの超ローギアですから、ポンピングなしでもリールのパワーでウィンチ的にカジキをリフトできます。しかし、スピニングとなるとギア比は低くても
5はあります。よってウィンチ的に巻くことは出来ず、ポンピングで寄せることが絶対条件なのです。そうなるとブランクのパワーが特に重要で、当社では従来のカーボンロッドの6倍の粘りを誇る特殊グラスマテリアルをメインで用い、ティップからのテーパーを幾度も計算し理想的な曲がりとマッスルなリフトパワーを得ることができました。テストでは
20kgの錘も難無く浮かすことができいます。
ガイドは全部で7つ。5.6ftのロッドとしては多目である理由は、ガイト一点一点に掛かるとてつもない負荷とラインストレスを軽減する目的。もちろんガイドのラッピングには十分な強度を出してあります。トップガイドはクランキングリーダーや極太のナイロンショックリーダーの使用を前提とし、ヘビーガイドを採用。
フロントグリップは、内部にEVAと指にしっかり掛かるように丸い凹凸をつけ、ホールド性の高いラバーでコーティングがしてあります。
リアグリップは防錆に優れたマリンアルミのマシンカットで作製しました。以前より、ロッドポストに挿してある状態でリアグリップが破損し、竿先とリールが海に消える事故が多く起きていました。単純に既製品のアルミバッドを採用する案もありましたが、短いものが多くロッドポストに挿すと、スピニングリールのお尻がが船べりに当たってしまう状態が発生し、素材選びからデザインまでオリジナルで作る運びとなりました。
リールシートには、ステラ30000やソルティガ20000にジャストフィットするALPS社製のアルミリールシートを使っております。
各所に拘り抜いた“ピラール”は老人と海を書いた作家アーネストヘミングウェイが長年愛用したボートの名前が由来です。ブランドネーム同様、遊び心からLとRを入れ替えてあります。
LENGTH/5'6"
LINE/PE5-10class
SECTION/1pc
ピラール ラインナップ
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